「ほら、また広告が出てるよ」
と、パパ。
「3ヶ月更新がなかったら自動的に表示されるんだね」
ミラクルマンが得意顔で答える。
「いや、そうじゃなくてさ。第二幕始動から、わずか半年で挫折してるし。噂ではページを更新して欲しいって要望があるらしいよ」
「マジで!?・・・・」
生地を掛けながらパパとミラクルマンが他愛もない話をしている間、博士とヤナさんは施工の最終チェックに追われ、団長は掃除に余念がない。
「ヤナさん見てると、間に合うと思わなかったけど、なんとかなったね」
ミラクルマンが店舗を見渡して言った。
「職人だね。でも、明日がオープンなのに全く実感がないんだよね。ある?」
「やっぱパパも?実は俺もピンとこないんだよね。なんかやることが多すぎて、考える余裕がないというか・・」
ミラクルマンが話していると、突然、店のドアが勢いよく開いた。
「ワァオ!きれいな売り場じゃない!」
その声に全員の手が一瞬、凍り付く。
「差し入れ持ってきたわよ!どうせ、何も食べてないんでしょ!?。飲み物もあるから休憩したら?」
「ママ????」
茫然自失のパパ。
「会えて嬉しいからって、泣くことないじゃないの!」
ママの平手が勢いよくパパの背を打つ。
激しい音が店内に響き、パパの目には涙が。。。その光景を見守っているミラクルマンの顔が引きつっている。
「やっと来たのう、これで百人力じゃ。明日は紅一点、しっかりがんばってもらわんとな」
博士の言葉に愕然とするパパとミラクルマン。
「任せておいて!私が来たからには、なんの不安もないわよ」
ノリノリのママ。
「それが一番、不安なんですけど。。。。」
パパとミラクルマンの言葉は声にならなかった。
そう、明日は待ちに待ったグランドオープン♪